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でるもんた・いいじまです。
> KAGOYAのDNSサーバーはピリオドを含むホスト名の登録が不可で、
> それのせいで、DKIMは対応できなかったです。
....
> メール発信だけのためにAWSさんと契約するのは荷が重いです。
ここなんですが、「カゴヤさんのWindows VPS」+「他社のDNSサーバ」という組み合
わせは契約上、禁止されているのでしょうか?
もしそういう契約形態でなけれは、DNSの正引き(「ホスト名→IPアドレス」の方
向)だけを他社に引っ越すという方法があります。
※逆引き(「IPアドレス→ホスト名」)は当該IPアドレスを持っている人の専権事項
なので、カゴヤさんのVPSを使い続けるのであれば引き続きカゴヤさんにお願いする
必要があります。
といっても、現状では
「133.18.225.194 → www.maruo.co.jp.」
という設定1つを依頼するだけで済むはずですが。
☆ ☆ ☆
…と、ここまでだと分かりにくいかもしれないので、実際に私の実例を。
私の場合、
http://e231.tokyo/
http://www.dennougedougakkai-ndd.org/
というWebサーバと、"xxxx@e231.tokyo"、"xxxx@dennougedougakkai-ndd.org" とい
うメールアドレスは、さくらインターネットの共用サーバ(FreeBSDのサーバ、ログ
インアカウント1つだけを付与、root権限なし)を利用しています。こちらの契約は
月額1600円弱です。
最近はWindowsにもデフォルトでnslookupコマンドが入っていますから、コマンドプ
ロンプトから
> nslookup -type=a e231.tokyo.
> nslookup -type=a e231-tokyo.sakura.ne.jp.
> nslookup -type=mx e231.tokyo.
のように打ち込んでいただければすぐ分かると思います。
☆ ☆ ☆
一方でこれらのドメインのDNSは、GMOグループの「Value Domain」という業者から提
供してもらっています。こちらは
> nslookup -type=ns e231.tokyo.
で確認できます。こちらはドメイン1つごとに年額で約1500円、2つで3000円くらい。
ちなみに .co.jp は .org 等よりは一段格上の扱いで、年額4000円くらいです。
こういう、主に個人客を対象にしたDNS業者を使えば、当然ながらそういう薄利多売
でマンツーマンの設定対応なんてことはありえないので、自分自身で自由に設定をい
じらせてもらえます。
(当然、設定ミスで何か変なことになっても自己責任ですが。)
GMOのDNS設定テキストの書式は ISC BIND のものと少々違いますが、サイト上の記入
例を参照しながら試してみれば、そう難しいことではないと思います。
☆ ☆ ☆
ちなみに、スパマーが特定のDNS業者から多数のドメインを買い付けて、そのドメイ
ンで悪さを働いても、それだけでDNS業者の格付けが下がるということはないようです。
また、誰かが特定の業者のホスティングサービスで大々的に悪さを働いた場合、ブラ
ックリストに乗るのはDNSサーバではなくあくまでIPアドレスです。
たとえば私の「e231.tokyo.」の場合、私はValue Domainでこのホスト名を登録して
いますが、ホストを所有しているさくらインターネットさん自身もこのホストに多数
の名前をつけていますし(逆引き結果は www2434.sakura.ne.jp. になりますが、
「各契約アカウント名.sakura.ne.jp.」という別名が無数についています)、それぞ
れの契約者さんもそれぞれ独自にDNSサービスを契約してそれぞれホスト名をつけて
います。
つまり「無数のホスト名→1つのIPアドレス」という対応関係になっているので、逆
向きの情報特定は原理的に不可能なんです。
☆ ☆ ☆
とはいえ、さすがにいきなり maruo.co.jp を他社に移転するのも博打なので、とり
あえず、どこかの業者の「初年度無料」みたいなキャンペーンを使って、実験・研究
用の第二ドメインを取ってみてはいかがでしょうか。たとえば hidemaruo.com とか。
(ちなみに hidemaruo.{com,org,net,info} は今のところ、すべて空いています^^)
☆ ☆ ☆
…ああ、また長くなってしまったorz
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