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新木伸と申します。ライター仕事と、あと小説を執筆するのに秀丸を使わせていた
だいています。
「動作環境」→「禁則処理」の設定欄で、「禁則処理の方法」として以下の3つの
設定を選ぶことができますが……。
「追い出し」
「追い出し+句読点のぶら下げ」
「句読点のぶら下げのみ」
この「ぶら下がり文字」として指定できるものを、カスタマイズ可能にはならない
ものでしょうか?
もしくは句読点がわりに使われることの多い文字種も含めた設定もぶら下げられる
ようにしていただくとか……。(「!」「?」「ー」「〜」と全角閉じカッコ全種)
さらに可能であれば、ぶら下がり文字数もカスタマイズ可能だと助かります。(1
文字だけでなく、2文字や3文字でも設定可能という意味で)
文筆業の仕事の道具としてエディタを使う場合、行数計算というのは非常に重要な
ファクターとなります。指定された行数から1行溢れてもいけないわけです。また指
定行数に1行満たなくても、やはりいけません。
きっちり指定行数で文章を書きあげなくては、仕事にならないわけです。
たとえば、ライター仕事のときには、以下のような条件で発注があったりします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
キャプション、20ワード。
本文、30ワード×70ライン。
禁則ぶら下がり1文字まで。禁則文字種=。、!?ー〜」』】》〉
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
こうした文章仕事をこなすときに、秀丸を使わせていただいているわけですが……。
秀丸で指定できる行末ぶら下がり処理は、「句読点のみ」です。
しかし印刷業界の一般的なぶら下がりルールは、「句読点、音引き、!、?、閉じ
カッコ全種」となっています。
(小説では会話文が全体の20%程度を占めていたりします。そして閉じカッコもぶ
ら下がります)
出版業界では、禁則処理の方法は、基本は「ぶら下げ」になります。
もしくは「追い込み」(文字間隔を詰めることで、1行の文字数を増やす)となり
ます。
秀丸の基本となっている「追い出し」による禁則処理は、普通は使われません。
この禁則方法の食い違いがあるために、行数計算にかなりの狂いが生じて、難儀し
ております。
秀丸でまず書いて、最終的な行数確認については、印刷ソフトなどの「ぶら下がり
文字種」と「ぶら下がり文字数」がカスタマイズ可能な別なソフトに頼ることになり
ます。
行き来がとても面倒ですので、秀丸の側で書いているときに確認できると大変便利
になるのですが……。
以上。要望でした。
手前勝手な要望で、申しわけありません。(小説を書くのに秀丸を使うという人間
は極少数だと思いますし)
しかし僕個人に限らず、ライター/作家/編集者の方々では、秀丸を行数計算に使
えなくて難儀している人が多いかと思いまして、こうして要望を上げさせていただき
ました。
ぜひご考慮ください。
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