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一行がとても長いファイルは秀丸エディタの不得意とするところで、従来からあ
る秀丸エディタの内部構造である限りは難しいところです。
なるべく速く処理する手段としては、強調表示や空白の記号などをすべてOFFに
したり、折り返しを最大にしたり、プロポーショナルフォントではなく固定ピッ
チフォントを使い、禁則処理も使わないようにするとある程度は速くできると思
いますが、ファイルサイズが大きくなるほど遅くなることには変わりないです。
別の手段としては、「ファイルの一部を開く」のコマンドを使って開くと、どん
なにファイルサイズが大きくてもなんとかすることができます。
ただし見える範囲や編集できる範囲は読み込んだ範囲に限定されます。
「ファイルの一部を開く」は、[その他]→[キー割り当て]の「ファイル」系のコ
マンドや、[その他]→[メニュー編集]の「ファイル」メニュー内に追加できます。
通常の[ファイル]→[開く]のダイアログでも、Windows2000/95タイプではダイア
ログ左上のアイコンをクリックして「ファイルの一部を開くモード」にするか、
WindowsVistaタイプでは「開く」ボタンの隣の▼ボタンを押してもできます。
「ファイルの一部を開く」で開くと、次にどのように開くかのダイアログが現れ
ます。
「行単位に境界を合わせる」は、一行がとても長い場合はOFFのほうがいいと思
います。
ただ、境界に合わせない場合は読み込み範囲の先頭や末尾で2バイト以上の文字
が半分になって文字化けする可能性があるので、注意が必要です。
ファイルの一部を開いている場合はウィンドウ上部にバーが現れますが、バーを
クリックすると読み込み範囲を再指定できます。
「強調表示を無効にする」と「折り返しを最大にする」はONにしたほうが速くな
ると思います。
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