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ご無沙汰しております、山下です。
現状の秀丸(秀丸 8.42 と 8.50)が、
以前の秀丸(秀丸 8.33 以前)と
異なる動作をするように思いますのでご報告します。
以下、それぞれのバージョンを「現状の秀丸」「以前の秀丸」と書きます。
(1)秀丸の準備その1
「現状の秀丸」で、
1行目:(return)
2〜4行目:abc123(return)
5〜6行目:(return)
とします。
ただし、開いている秀丸の高さは20行ほどで、要するに1〜6行目が全て画面に
収まっている状態です。
この秀丸の状態で、一度保存しておいてもらった方がいいと思います。
(2)操作その1
・ファイル先頭にカーソルを置きます。
・[検索] メニューから [置換] を選び、置換のダイアログを開きます。
オプションは、
次の秀丸エディタも続けて置換 off
一周する off
追加の条件 off
検索文字列を強調 on
置換の前に確認 on
です。
・[検索] のテキストボックス:abc
[置換] のテキストボックス:a
として、[下検索] を実行します。
・abc の部分が選択され、[置換の確認(下方向)] のダイアログが出ます。
[置換+次] を選択します。(=置換して、次へ行く)
以下同じで、[置換+次] を選択します。
・最後まで行くと、自動的に [置換の確認(下方向)] のダイアログが閉じて、
カーソルは、最後に文字列を置換した位置にあります。
これは、期待通りの動作です。
(3)操作その2
秀丸を、(1)秀丸の準備その1 の状態に戻します。
・ファイル先頭にカーソルを置きます。
・[検索] メニューから [置換] を選び、置換のダイアログを開きます。
オプションは、(2)と同じです。
・[検索] のテキストボックス:abc
[置換] のテキストボックス:a
として、[下検索] を実行します。
・abc の部分が選択され、[置換の確認(下方向)] のダイアログが出ます。
[下候補] を選択します。(=置換しないで、次へ行く)
以下同じで、[下候補] を選択します。
・最後まで行き、(ESC) を押して [置換の確認(下方向) の]ダイアログが閉じます。
すると、カーソルが、ファイル末尾にあります。
(4)「現状の秀丸」と「以前の秀丸」の違い
「以前の秀丸」で(3)の操作を行うと、最後の (ESC) を押してダイアログを閉じ
た時、
カーソルは、最後に文字列が一致していた位置(=最後の abc がある位置)にあり
ます。
要するに、「現状の秀丸」は
置換処理が終わった時のカーソル位置は、
「最後に文字列がマッチした位置で、[置換+次] と [下候補] のどちらを選ぶか」
に依存する、ということになっていると思います。
「以前の秀丸」は、
置換処理が終わった時のカーソル位置は、
「最後に文字列がマッチした位置で、[置換+次] と [下候補] のどちらを選ぶか」
に依存しない、と思います。
上記変化は、私の設定に依存した状況でしょうか?
ユーザとしては、置換する/しない という、カーソル位置とは直接関係ない操作が、
カーソル位置に影響することには違和感があります。
(5)秀丸の準備その2
全く同じ話なんですが、秀丸の高さが20行ほどの時に、
1行目:(return)
2〜4行目:abc123(return)
5〜30行目:(return)
とします。
要するに、ファイル先頭にカーソルを移動すると、末尾は画面から見えなくなってい
る状態です。
この状態で、(2)や(3)の操作をします。
すると、「現状の秀丸」で(3)をした時、カーソルがファイル末尾に行ってしまっ
て、かなりびっくりします。
ユーザの意識は、4行目にある「abc」付近にありますので、(ESC) を押した瞬間に、
4行目にあったカーソルが30行目にジャンプする感じになります。
以上、よろしくお願いします。
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