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V8.58では確かに関連する修正がありました。
BOX選択時の行単位の変換が、行単位でなく複数選択になるという問題があり、
それを修正したのがV8.58でした。
この問題はV8.40〜V8.42あたりから起きていました。
例えばBOX選択のソートができないという問題があります。
もともと、[編集]→[変換]のうち、自動的に行単位になる変換として「インデン
ト」「逆インデント」「ソート...」があります。
これらは行の途中から選択しても、行単位になります。
BOX選択の場合も同様に行単位になります。
ただし複数選択の場合は、ばらばらのままです。
Shift+Tabは状況によって動作が違いますが、通常選択とBOX選択時は「逆インデ
ント」として働いています。
一方で、Tabキーも状況によって動作が違いますが、通常選択では「インデン
ト」として動作し、BOX選択時は「各行に挿入」の動作をしています。
「各行に挿入」とは、例えばBOX選択時に英字を入力するのと同じです。
[その他]→[動作環境]→[編集]→[高度な編集1]→[BOX選択中にキーを押すとそ
の文字を各行に挿入する]の設定がONのときの動作です。
これをOFFにするとBOX選択時も「インデント」になり行単位になります。
いい解決方法が思いつかないですが、現状でマクロで回避するとしたら、Shift+
Tabに以下のマクロを割り当てるといいと思います。
//shifttab.mac
if( selecting ) {
if( multiselecting || rectselecting ){
setcompatiblemode 0x00100000;
tomultiselect;
filter "","UnIndent";
endmacro;
}
}
shifttab;
endmacro;
または、マクロを割り当てなくても、CtrlとShiftを両方押しながらドラッグし
て「複数選択化されたBOX」として選択され、行単位ではなくなります。
そもそもTabキーとShift+Tabが非対称なのが良くないと思います。
これを対称的にするには両方とも複数選択化に仕様変更するといいですが、そう
なるとTabキーの操作が以前とは少し違うことになり、対称的にするのは難しそ
うです。
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