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現在の秀丸エディタには以下のようなメモリの容量制限があります。64bit版秀丸エ
ディタの場合です。
編集可能な最大行数 : 最大1億
マクロ変数の上限 : 最大64MB
メモリを使用する最大サイズ : 最大2000MB
瞬間起動のリサイクルする数 : 最大30
やり直しバッファサイズ : 最大10240KB
クリップボード履歴のサイズ : 最大999KB
テンポラリファイルの個数 : 20
クリップボード履歴の件数 : 100
複数行コメントの入れ子の段数 : 8
強調表示のバッファサイズ : 128KB
強調表示の文字数 : 3999
マクロの登録ファイル名の文字数 : 259
行マークの個数 : 256
検索/置換/grepの文字列の文字数 : 4095
grepで検索可能なファイルパスの文字数 : 259
マクロの文字列リテラルのサイズ : 64KB
マクロの現在の秀丸エディタ用静的変数 : 32KB
マクロの共有用静的変数 : 4KB
最近では使用されているWindowsの大半が64bit版であり、数万円程度の非力なPCでも
64bitのOSが
何とか使えるよう、RAMが4GBはあります。もちろん、64bit環境でのRAMの最大容量の
理論値は
18,446,744,073,709,551,616Byte(約172億GiB、1680万TiB、16EiB)もあり、ここまで
に至る容量の
PCは現存しないとはいえ、最新のマザーボードのRAMの最大容量でも128GBはあります。
このような現代の情勢からみると、64bit版秀丸エディタにおける上記の容量制限は
かなり窮屈な
ものとなっています。一部の町工場の工作機械の制御用PCにあるようなWindows 7以
前の古いPCで
32bit版秀丸エディタを使用している場合はともかく、現在主流のPCの大半のユー
ザーにとっては
ちょっと厳しめの制約を嵌められているような感じです。
当方においても物理RAMは32GB積んでいるため、上記の制限値をより大きな値に設定
したいところです。
64bit版秀丸エディタに限定して、上記の制限値を「動作環境」から自由にカスタマ
イズできるように
することを要望として挙げさせていただきます。
もちろん、上記の値の中には大きくするとCPUやGPUの負荷が大きくなってしまうもの
もあることや、
物理RAMの容量を超えるような余りにも巨大な値を設定するとたちまちページングフ
ァイルへの
アクセスが生じて動作が極端に重くなってしまうこともあるため、ユーザーは細心の
注意を払って
設定を変更する必要があります。CPUやGPUの負荷にかかわる項目を大きくしたり、物
理RAMの容量の
半分以上のByte数を入力しようとしたときに、警告のメッセージを表示するようにし
た方が良い
と思います。
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