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このたび、V8.99.4からV9.34にバージョンアップした浦島太郎です。
おかしなことを言っていたら申し訳ないのですが、少々お付き合いください。
バージョンアップ後、秀丸が謎の挙動を示すようになりました。
Alt+Fでファイルメニューが開かなくなったり、Alt+Vは開いても特定の動作をしたり…
裏でAutoHotkeyによるショートカットスクリプトが常駐しており、これが一番クサい
と思いまして調査しました。
元々のスクリプトの量がかなり多いので苦労しましたが、結局この現象の元凶は
*NumpadDown::Send, {NumPad2}
のたった1行でした。
NumpadDownは物理的にはテンキーの「2」でNumLockがOFFの場合のキーコードです。
この1行を抜くだけで、Alt+ショートカットのすべてが正常に動作するようになりま
した。
他の行は特に問題を引き起こさないようですので、
この行だけに絞ってAlt+ショートカットキーの挙動を調査しました。
(1)
*NumpadDown::Send, {Space}
Sendするキーを変えても同じでした(一瞬だけメニューが表示されているように見え
ます)
(2)
*NumpadDown::Send, {Blind}{NumPad2}
頭に*を入れる(どの修飾キーと押しても反応)ときは、そのまま押している修飾キー
を素通りさせる{Blind}をよく入れますが、今回はこれを入れると
Alt+Vでタブモードになります
Alt+Sは開きますがすぐに閉じてカーソルが下部に移動します
(3)
*NumpadDown::Return
キーをSendしない場合は何も現象は発生しません
(4)
NumpadDown::Send, {NumPad2}
修飾キー(Alt含む)を一切見ず、NumpadDownのみが押下された場合に限定するとこの
現象は発生しません
ちなみにこの現象が起きるのは秀丸(V9.34,V9.35b7で確認)だけで、他のアプリや秀
丸の旧バージョン(V8.99.4)では発生しません。
おそらくVer9以降で実装された独自メニューバー絡みではないかと思いますが「メニ
ュー項目をテキストのみにする」をONにしても変化はありませんでした。
(2)の挙動からすると、本来入力されるはずがない「↓」が入っている感じがします。
かなり特殊な環境で大変申し訳ないのですが、原因として何か考えられるものがあり
ますでしょうか?
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