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毎度お世話になっております。Fzok4234 です。
さて、「動作環境」->「関連付け」->「関連付け可能な拡張子の登録」についてです
が、ここで拡張子を
登録すると、ユーザーが Windows の設定の「アプリ」->「既定のアプリ」で明示的
に設定を行っていない
場合に適用されるデフォルトの関連付けが勝手に上書きされてしまいます。
すなわち、全ユーザー用の
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\.<拡張子>
の既定値およびカレントユーザー用の
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\.<拡張子>
の既定値に元から登録されていた ProgID が、「関連付け可能な拡張子の登録」によ
って作成された
秀丸エディタ用の ProgID である
hidemaru.<拡張子>
に上書きされます。
さらに、「関連付け可能な拡張子の登録」から該当する拡張子を削除すると、この既
定値は削除されるが、
以前の ProgID はこの既定値に復活しません。
このため、例えば拡張子 .js に対する Windows Script Host の ProgID である JSF
ile への関連付けなど、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\RegisteredApplications
に登録されていなくて
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\.<拡張子>
の既定値だけが唯一の拡張子と ProgID のバインディングとなっている場合では、不
用意に「関連付け可能な
拡張子の登録」を実行することでこの関連付けが破壊されて元に戻らなくなってしま
います。
特に、該当する拡張子のファイルを元の関連付けの状態で一度も起動していない場合
など、
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExt
s\.<拡張子>\OpenWithProgids
内の元の ProgID 名の REG_NONE 値 が存在しない場合は、確実に元の ProgID との
関連付けを失うことになります。
さすがにこれでは大変まずいので、「関連付け可能な拡張子の登録」からは
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\.<拡張子>
と
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\.<拡張子>
の既定値の変更は、少なくとも Windows 11 では行わないよう修正していただくよう、
よろしくお願い申し
上げます。
環境は、
・秀丸エディタ: 9.35 x64 正式版
・OS: Windows 11 Pro x64
です。
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