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このフォーラム、いつも参考にさせて頂いております。
以下、長文になり失礼ですが、この手の話題が挙がる度に常々感じて
いることがあり、長くなるとは思いながら、思い切って投稿すること
にしました。
思うに、何故鶴亀のウィルス対策は安心で、OEは危険なのかの「何故」
の部分が毎回うやむやになっている気がします。
この手の話のポイントは、
1,ウィルスとは、PCの世界では実行可能なプログラム(スクリプト)
のことである。
2,それ※1 を実行する機能があるのか、それとも単にデータとして
みるだけなのかの違いを見極めることが大事なのではないか、
ということを言いたいです。
※1それとは?
メールに添付された、拡張子がpif scr vbs とかいった、プログラム
として動く可能性のあるもの。
これから書くことは例え話になりますが、ウィルスの話の本質を突いて
いると思います。
1,秀丸にて、次の一行を書いて、ファイル名を"C:\PATCH.BAT"として
保存します。
DEL *.*
2,この PATCH.BAT をダブルクリックします。
すると、おそろしい事が起きてしまう※2 ことは、ちょっとPCを触った
ことがある方ならどなたでも容易に想像出来ると思います。
※2 Cドライブにあるファイルが全て消えます!!(もしかしたらOSに
より、確認メッセージを出したりするかもしれません。)
でも、この PATCH.BATを秀丸で開いて見る(編集する)ことをためらう
方は、まずいないでしょう。
しかし、このバッチファイルをダブルクリックしようと思わないのは、
このファイルを扱う方に正しい知識があるからではないしょうか。
ですから、私はバッチファイルの知識さえない方に、いかにもそれらし
い話、例えば「PCの動作速度が倍になるよっ!」と言ってこのファイル
をダブルクリックさせることが出来れば、これはこれでウィルスと言え
ると思っています。
この話をウィルスメールに置き換えてみますと、
・OEのプレビュー機能を有効にすると、なんらんかの実行機能が働く
・鶴亀にはこういった、なんらんかの実行機能は一切無い
だから鶴亀は安全と言えると思います。
しかし、それ以上のアクション、例えば鶴亀で受信した添付ファイル
(拡張子がpif scr vbs等のもの)をダブルクリックするということが
どういう事態を招く可能性があるかを知っていれば、絶対にダブルクリ
ックはしないはずです。
(でも、あえて書かせていただきますと、無知な鶴亀ユーザに、悪意
のあるマクロを、例えば鶴亀起動時に実行するように設定させること
が出来れば、これはウィルスと言えると思っています。何をするかは
別にして。
これは、EXCELのウィルスVBAマクロと話の質は全く同じと考えます
ので。)
ですから、本来ならOEを使おうが鶴亀を使おうが、最終的には使用する
"人"の問題と考えます。
#例えがよくないかもしれませんが、銃とは何かを知らない人が、
#人に向かって発砲するということに対して、
#「Aという銃には無いが、Bという銃にはストッパーがついているから
#大丈夫」といっても、知らない間にストッパーを外していたら結果は
#同じだと思います。
敢えてきいろいまふらあさんのコメントを引用させて頂きますが、
>#誤った知識は、いらぬ心配や混乱の元です。
>#正しい知識を身につけましょう。
これは大事だと思います。
>FDのメールを、エディタかで開いたとたんに、システムに感染しま
>すよ
でも、そのエディタは、ほぼ100%間違いなく"秀丸(鶴亀)ではない"
はずです。以前に(必ず)なんらかの操作を行っているはずです。
それを認識されていないだけなんだと思います。
(こういう考え方について、良い悪いとかの話はこの際置いといて)
私は、個人的にはウィルス対策ソフトは不要です。
(と言い切る自信がありますし、相応に気をつけています)
会社の命令で、「仕方なく」常駐させています。
それは、自分のなかでウィルスとは何者かを把握し、感染する可能性
のある操作はやらないからです。
(それでも感染したら不勉強ということになりますが、コンピュータ
なるものを使い始めて十数年、一度も感染させたことはありません。)
#PCは初心者には難しい、もっと簡単にならんのか!けしからん!
#というような話を耳にしますが、こと、ウィルスの話題に関しては、
#実際問題としてそういうことを言っている場合ではないと考えます。
以上、おつきあいありがとうございました。
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