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1つ裏技があるので紹介させていただきます。
秀丸メールは、ダウンロード済みのメールをもう一度ダウンロードしてしまう
ことが無いように、一度ダウンロードしたメールの「UID」という物(メール
サーバーが割り振る識別用の文字列)を、アカウント用のフォルダ配下の
「UIDL.bin」というファイルに保存してまして、そこに記録されてるメールはダ
ウンロード済みと解釈するようになってます。なので、そのUIDL.binファイルを
手で書き換えてやることで、無理矢理メールをダウンロード済みであるかのよう
に見せかけることが出来ます。
その作戦を紹介させていただきますと…
1.「全般的な設定・上級者向け・動作の記録」の
「秀丸メールの動作をdump.txtに記録する」と
「UIDL/LISTコマンドの内容」
の2つのオプションをONにします。
2.問題となってるアカウントのメールの受信をやってみます。
1通でも受信したらそのタイミングで中断してしまってかまいません。
3.アカウント用フォルダ配下にUIDL.binファイルがあるはずなので、
それを秀丸エディタで開きます。
4.UIDL.binファイルの中は、1行目に今日の日付が
「* (タブ) 2011/05/24」
のように入っていて、次の行以降に、その日受信したメールのUIDの
文字列が羅列されるような形になってます。例えば先ほど1通だけ
受信して中断した場合なら、その1通のメールのUIDだけが入ってる形
になってると思います。
そうなってることをまず確認します。
5.秀丸メールのデータ用フォルダにdump.txtファイルが生成されてるので、
それも秀丸エディタで開きます。
そして、その中に、秀丸メールがUIDLコマンドをメールサーバーに発行
して、それに対してメールサーバーがUIDLを応答してる記録があるはず
なので、それを探します。具体的には、
10:37:14.480 S UIDL
10:37:14.526 R +OK
1 UID116023-1156892989
2 UID116024-1156892989
3 UID116025-1156892989
のように、「S UIDL」で始まる記録があるはずです。それを見ると、
メールサーバーに存在してるメールのUIDのすべてが分かります。
上記例だと「UID116023-1156892989」の部分がそれに相当します。
6.dump.txtの中に記録されてるUID文字列を、すべてUIDL.binファイルの
2行目以降部分に無理矢理挿入して、保存します。
ダウンロードしたいメール(最新から50通?)の分については、
UIDをあえて挿入しないでおきます。
7.秀丸メールから受信を実行すると、UIDL.binに書かなかった分のメール
だけダウンロードします。
という作戦を一度試してみて欲しいです。
1 UID116023-1156892989
2 UID116024-1156892989
3 UID116025-1156892989
4 UID116026-1156892989
のような部分をUIDLのみに変換するには、例えば正規表現の置換で、
検索: ^([0-9] )(,+)$
置換: \2
のようにするといいかと思います。
UIDL文字列の途中に進捗を示す情報が混じってる部分もあるので、そこは適当
に手作業で書き換えてやる必要もあります。その辺は臨機応変で対応して欲しい
です。(不明な部分は除去する等して)
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