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OutlookやOutlook Expressのように、複数アカウントのメールを全部1つの受
信トレイにごちゃまぜにしたいってことは、一応秀丸メールでも可能です。
お勧めはしないですが。
やり方としては、まずは、複数あるメールアカウント全部を秀丸メールに登録
していただく必要があります。例えばAとBとCの3つのメールアカウントがあ
るとしたら、それら3つとも登録します。その上で、メインで使うアカウントを
1つ決めます。仮にAがメインだとします。
Bアカウントを選択して「設定・アカウント毎の設定...」を実行し、左下に
ある「上級者向け設定」をONにした上で、「上級者向け - メールのバイパス」
の設定ページを選択します。そこの「受信したメールを別のアカウントに移動す
る」をONにして、移動先にAアカウントを指定します。
さらに、Outlookと同じにするなら「送信済みメールも移動する」をONにしま
す。
同じくCアカウントについてもAアカウントにバイパスする設定にします。
あとは、Aアカウントだけ見ていればいいです。例えばBアカウントにメール
が届いても、それはAアカウントの受信フォルダにバイパスされて、あたかもA
アカウント宛に届いたメールのように見えます。
■返信時のアカウントについての注意点/テンプレートの指定方法
上記のバイパス指定をしていると、Bアカウント宛に届いたメールに「返信
メール」で返信すると、それは、Aアカウントのメールアドレスから返信した扱
いになってしまいます。
その点がOutlookと異なります。
Outlookと同じように、Bアカウントに届いたメールにはBアカウントで返信
するって必要がある場合、以下のように、返信用のテンプレートをいじる必要が
あります。
− 「設定・アカウント毎の設定...」を実行する。
− 「テンプレート/署名」ページを選択する。
− 「返信メール用」の所を「個別指定」にする。
さらに右側の「編集」ボタンを押す。
− 「挿入(I)▼」のボタンを押して出てくるメニューの、
高度な制御
- $(SetEditorAccount2,$(RootHeader,X-Account))
返信元メールのアカウントで返信させる
ってメニューを選択して、そのテンプレート命令をテンプレートの
先頭に挿入する。
− OKボタンを押してテンプレートを確定させる。
です。そうすると、Bアカウントに届いたメールにはBアカウントで返信、C
アカウントに届いたメールにはCアカウントで返信、といった動作になります。
あと、新規メールを送る時も、標準では全部Aアカウントから発信する動作に
鳴ります。アカウントを切り替えたい場合は、送信するメールのウィンドウの
「From:」部分をクリックして出てくるメニューからアカウントを切り替える必
要があります。
ちょっとややこしいですが、そういうことで一応可能ということで、よろしく
お願いします。
■その他注意点:
IMAP4でメールを受信する場合と、上記の「メールのバイパス」を組み合わせ
る場合、IMAP4での動作モードを「POP3風にメールをダウンロードするだけの
モード」でないとうまくいかないです。
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