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>ウィンドウに収まっているのに、横スクロールする場合が有る
私共でも上記と似た動作(「ウィンドウで折り返し」に設定していても、ある設定
をするとグレーアウトしていた水平スクロールバーが有効になり、スクロールしてし
まう)に気づいた者がおり、暫定的な対処法の報告も上がってきましたので、似て非
なる動作かもしれませんが、類似例のご参考にと思い、以下にご報告致します。
【再現性の特定】
私共で上記の動作が確認されたのは、下記の3条件を満たしている場合でした。
・[その他]→[動作環境]→[編集]→[禁則処理]の「禁則処理の方法」が「追い出し」
以外
・上記の[禁則処理]の「ぶら下げ幅」が「4」
・上記の2設定を施した直後、若しくはウインドウ幅を変更時(あるいは新規に起動)
ただ、「ウィンドウに収まっているのに、横スクロール」という動作が、「水平ス
クロールバーがグレーアウトしているのに、スクロールしてしまう」という挙動だと
すれば、当方の現象より、さらに深刻だと思われます。(もしかして「横スクロール
バー」をOFFにしているのであれば、ONにすれば、再現性を特定しやすいかと思われ
ます)
【当面の対策】
ご存じとは思いますが、とりあえず「ぶら下げ幅」を「2」すると、画面スクロー
ルはおそらく回避できます。
以上は、平均的な見解で、おそらくご承知の上でのご確認と承知しますが、以下に、
「ぶら下がり幅が4でも画面スクロールさせない」裏技的な設定手順の報告が上がっ
ていますので公開致します。(なお、フォントやビデオボード等の関係で再現できな
い場合はご容赦下さい)
【ぶら下がり幅4でもスクロールしないで画面ギリギリにまで文字を表示させる設定】
1.[動作環境]→[編集]→[禁則処理]で「ぶら下がり幅」を「4」に設定
2.[ファイルタイプ別の設定]→[体裁]の「折り返し」を「ウインドウ幅に合わせ
る」に設定し、「禁則処理」はOFFにする
3.[動作環境]→[編集]→[禁則処理]で「禁則処理の方法」を「追い出し」に設定
4.必要ならばウインドウ幅を、行末の文字が縦スクロールバーにギリギリ触れそう
な位置にまで調整
5.[ファイルタイプ別]→[体裁]で「禁則処理」をONにし、「共通設定を使用」をON
(ただし、[禁則処理の詳細]で設定を行ってはダメ)
6.[動作環境]の[禁則処理]の「禁則処理の方法」で「句読点のぶら下げ」を含む設
定(「追い出し」以外の2項目)に変更
(横スクロールバーをONの場合であれば、6の設定で水平バーが有効になるハズ
だが、グレーアウトしたまま。ただし、ウインドウ幅を変更したり、他のタブ画面で
は正しく表示&スクロールしてしまう…)
上記の結果、ぶら下げ処理を完璧に行いながら(ぶら下げた「、。」等は見えませ
んが)、画面スクロール無しで(水平スクロールバーを有効にしないで)、画面ギリ
ギリまで文字を表示できます。行末へもマウスポインタでキャレットを配置できます。
また、「ワードラップ」「改行ぶら下げ」は反映されるようです。
また、「余白」の設定も影響を受けそうですが、現状では影響を受けないようです。
【ぶら下がり幅4の仕様の推定】
ぶら下げ幅「4」では、禁則処理のために各行末に全角2文字弱のスペースが用意
されますが、これでは右端が2文字分空白になり、編集スペースがぶら下げのためだ
けに少なくされてしまうため、敢えて(水平スクロールバーを有効にして)画面スク
ロールするような仕様を取られていると推察されます。
私共が感じたような、「「ウインドウで折り返し」でありながらスクロールする」
のも多少の違和感ではありますが、これまた二律背反で、穏当で現実的な仕様を採択
されていると思われます。
【課題】
ただ、「スクロールバーがグレーアウトしているにも関わらず、スクロールしてし
まう」という動作であるならば、素人ながら、ちょっと深刻な気がしますので、私共
の対処方では無理かもしれません。
このスクロールの挙動は、私共もかなりの時間をかけて動作と再現性を探っており
ましたので、原因が同一化どうかは不明ですが、長文になり申し訳ございませんが、
何かご参考にでもなればと思った次第です。
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