キーボード操作での「フォーカス」と「選 - 秀丸ファイラーClassicβ版 - スレッド06580, 2017/06/17

キーボード操作での「フォーカス」と「選

suzu さん　17/06/17 16:50

「フォーカス」と「選択」の関係は、「通常は選択はフォーカスの移動に追従するが、
spaceキーでの複数選択の動作を開始すると追従しなくなる』というポリシーだと理
解しました。

だとすると以下の2点の動作のあとも、選択が解除されないほうが一貫した動作だと
思います。
- Ctrl+Aなどでの全選択のあと、方向キーでフォーカスを動かす
- 複数選択状態で、アルファベットキーで先頭文字マッチの項目にジャンプ

あと、以下の動作は意図したものではないと思います。
- Ctrl+Aで全選択した後、Escで選択解除できない
- 詳細モード以外のとき、Spaceキーによる選択の後にフォーカスが移動しない
- 詳細モード以外のとき、複数選択の状態でも左右キーで選択が解除され、フォーカ
スに追従する

それと、Enterキーで開く対象は「選択項目」という仕様ですが、選択項目がないと
き（背景クリック後、選択解除後など）にEnterやF2キーを押しても何も起こらない
ので戸惑います。選択項目数がゼロのときはフォーカス項目がキー操作の対象となる
ようにできないでしょうか？

以上、ご対応いただけたら幸いです。

RE:06580 キーボード操作での「フォーカス

秀丸担当 さん　17/06/19 09:17

通常は、キーボードによる複数選択は、Ctrlキーを押しながらスペースキー選択
し、Ctrlキーを押しながら上下などでフォーカスを動かします。

[ツール]→[オプション]→[デザイン/操作]→[ファイル一覧3]の「スペースキー
で複数選択」がONの場合は、言われているような操作ができるようになります。
スペースキーを押すと、ステータスバーに「スペース選択モード」と表示される
ようになり、スペースで選択し、上下などでフォーカス移動し、Escで通常の
モードに戻るようになります。

>- Ctrl+Aなどでの全選択のあと、方向キーでフォーカスを動かす

こちらはうまく再現できませんでした。
スペースキーを押す前の、通常のモードでは、方向キーで選択は１つだけになり
ます。
スペース選択モードの場合は、全選択を維持したまま、方向キーでフォーカスが
変わるだけになります。

>- 複数選択状態で、アルファベットキーで先頭文字マッチの項目にジャンプ

確かにこの場合は選択を維持してフォーカスを移動したほうがいいと思います。
インクリメンタルサーチはWindows自身の処理になっているので、Windowsの処理
を残したままうまくできるかわかりませんが、修正を検討したいと思います。

>あと、以下の動作は意図したものではないと思います。
>- Ctrl+Aで全選択した後、Escで選択解除できない

こちらもうまく再現できず、通常のモードでは、選択解除されないのが正しいで
す。
スペース選択モードの場合は、選択解除されます。

>- 詳細モード以外のとき、Spaceキーによる選択の後にフォーカスが移動しない
>- 詳細モード以外のとき、複数選択の状態でも左右キーで選択が解除され、フォーカ
>スに追従する

この２つは確かにおかしかったです。
修正させていただきます。
現状でアイコン表示の場合は最初だけ移動して、以降は移動しませんが、一応移
動させないのは現状で敢えてしていて、移動するか移動しないかのどちらかで合
わせるようにしようと思います。

>それと、Enterキーで開く対象は「選択項目」という仕様ですが、選択項目がないと
>き（背景クリック後、選択解除後など）にEnterやF2キーを押しても何も起こらない
>ので戸惑います。選択項目数がゼロのときはフォーカス項目がキー操作の対象となる
>ようにできないでしょうか？

開く対象は選択項目という仕様になっています。
フォーカスだけでもできるようにすると選択でないのに操作できてしまい、混乱
しそうなので、できたらこの仕様のままにしたいところです。
参考情報として、ファイル一覧が最初に表示されるときにフォーカスしかないの
で、[ツール]→[オプション]→[デザイン/操作]→[ファイル一覧3]の「初期状態
で先頭項目を選択」にしておくと最初から選択がある状態にすることもできます。

RE:06582 キーボード操作での「フォーカス

suzu さん　17/06/25 13:36

いつも迅速で丁寧な対応ありがとうございます。

- 「スペースによる複数選択モード」における全選択後の仕様について

仕様を理解しました。別スレッドで提案があります。

- 複数選択モードでのインクリメンタルサーチについて

beta3での対応を確認しました。
うまく説明できませんが、少し動作がおかしい気がします。
Ctrlキーを押しながら移動した状態をエミュレートしているのでしょうか。
そのエミュレートのキーが押しっぱなしのような状態になることがあります。
それと、フォーカスの移動後、移動した先のアイテムを選択してしまいますが、単に
フォーカスが移動するだけの動作が自然な動作だと思います。

- 詳細表示以外の状態でのフォーカスの移動

beta3での修正につき、正常動作を確認しました。
個人的にはスペースによる選択後は、フォーカスは移動してほしいですが。
せっかく「スペースで下へ」という設定項目もあることですし（この場合右へ動くべ
きな気がします）。
レイアウトによっては矛盾が生じるという意味では、現状の仕様がベストなのかもし
れません。

- 「名称変更」と「開く」の対象がフォーカス項目でなく選択項目である点

確かにエクスプローラーでも同様の動作でした。
四角く囲われていてそれに対して何かできそうに見えるのに、何もできないので違和
感を覚えました。
これに関連することで、別スレッドで提案があります。

以上です。

RE:06582 「スペースキーで複数選択」につ

suzu さん　17/06/25 13:38

主題がそれるので、スレッドを分けることにします。
設定項目「スペースキーで複数選択」が有効な場合の、「スペースによる複数選択
モード」についての提案です。
僕が不自然だと感じた理由は、これに関する仕様が以下であることでした。

1. 「スペースによる複数選択モード」に切り替わるのは、スペースを押したときの
み、「全選択」やマウスによる複数選択では切り替わらない
2. エスケープキーによる選択解除は、「スペースによる複数選択モード」に入って
いるときのみ有効
3. 選択項目が削除や移動によって消失しても「スペースによる複数選択モード」は
解除されない

これにより、見た目と動作が一貫しない以下のような状態が生じます
1. 複数選択されているのに、複数選択モードでない状態
（見かけ上複数選択されているのに、エスケープキーを押しても選択解除されない、
方向キーを押すと選択が解除されてしまう）
2. 何も選択されていないのに、複数選択モードの状態
（方向キーではフォーカスが動くだけ、フォーカス項目はリネームもオープンもでき
ない）

これに対する要望は以下の2点です。
1. マウス操作や全選択など方法に関係なく、複数の項目が選択された時点で、「ス
ペースによる複数選択モード」に入る
2. 削除や移動によって選択項目数がゼロになった場合、自動で「スペースによる複
数選択モード」を解除

設定項目「スペースキーで複数選択」を選ぶユーザーで、選択項目が複数ある状態で
あるにも関わらず「複数選択モード」に入ってほしくないユーザーや、選択項目がも
う無いにも関わらず「複数選択モード」から抜けてほしくないユーザーはいないと思
います。

以上、ご検討いただけたら幸いです。

RE:06613 キーボード操作での「フォーカス

秀丸担当 さん　17/06/26 09:37

インクリメンタルサーチについて、ご指摘ありがとうございます。
確かにおかしかったです。
アルファベットを押したらフォーカスが移動するだけになるようにしたかったの
ですが、選択されたり、スペース選択モードが解除できなかったり、よくわから
ない状態になってしまっていました。
Windowsによるインクリメンタルサーチがされようとするところに無理矢理割り
込んでいるので、少々無理があるようです。
Windowsによるインクリメンタルサーチを使う限りでは、動作を変えるようなこ
とはやめたほうがよさそうです。
とりあえずは従来通りに戻そうと思います。
もしやるとしたら、完全に自前でやったほうがよさそうです。

RE:06614 「スペースキーで複数選択」につ

秀丸担当 さん　17/06/26 10:06

>1. マウス操作や全選択など方法に関係なく、複数の項目が選択された時点で、「ス
>ペースによる複数選択モード」に入る

複数の項目が選択された時点で、スペース選択モードになるのは１つの解決策と
思いますが、複数選択になる操作は多くありそうです。
Shift+上下、Ctrlを押しながらフォーカス移動してから選択、マウスで余白のド
ラグ、といった操作や、「検索して選択」コマンドやスクリプトもあります。

これらの操作で、2つの選択から1つの選択にしたらどうなるか、どういう動作に
するにしても、ユーザーの予想と一致するかは分からない気がします。
インクリメンタルサーチの件もそうですが、あらゆるケースでやろうとするほど、
本来の操作との違いが出て、矛盾が増えていく気がするので、スペースで選択す
るという操作に限定したほうがいいと思えてきました。

>2. 削除や移動によって選択項目数がゼロになった場合、自動で「スペースによる複
>数選択モード」を解除

現状、余白をクリックするなどの操作でもスペース選択モードが継続しています
が、これはモードを解除したほうがいいと思います。
または項目を１つクリックするだけでも、モードを解除したほうがよさそうです。

参考情報として、マウスで複数選択する場合は、詳細表示ではチェックボックス
を表示するようにしておく方法があります。
[ツール]→[オプション]→[デザイン/操作]→[ファイル一覧1]の「チェックボッ
クスで選択」をONにすると詳細表示でチェックボックスが出るようになります。

RE:06619 「スペースキーで複数選択」につ

suzu さん　17/06/27 01:05

○選択維持インクリメンタルサーチの対応キャンセルについて

確かにそれほど大掛かりな変更が必要なら、実装すべきではなさそうです。個人的に
は残念ですが。

○選択モード自動ONについて

こちらについても、承知しました。
「矛盾が増えていく気がする」というセンスは重要だと思います。身にしみました。

ただ、全選択後の挙動は個人的には受け入れがたいものがあります。
Ctrl+Aの挙動をカスタマイズしようと考えていますが、「スペースによる複数選択
モードに入る」というようなスクリプトメソッドかコマンドを追加することは簡単そ
うでしょうか。

○チェックボックスについて

情報ありがとうございます。使ってみます。
チェックボックスについては、別のソフトウェアでは馴染めなかったので眼中にあり
ませんでした。

RE:06621 「スペースキーで複数選択」につ

秀丸担当 さん　17/06/28 07:53

スクリプトでスペース選択モードに入るというメソッドを追加することは可能だ
と思います。
今後のバージョンで追加したいと思います。

RE:06622 「スペースキーで複数選択」につ

suzu さん　17/07/03 01:05

beta4での対応、ありがとうございます。
便利になりました。